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【終了しました】10/2(土)『緑の牢獄』黄インイク監督舞台挨拶付き上映

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台湾から八重山諸島に渡った移民たちの現在を描いたドキュメンタリー『緑の牢獄』の上映を記念して、
沖縄を拠点に活動する台湾出身の黄インイク監督による舞台挨拶付き上映を開催します。
ぜひご参加下さいませ。

日時:10月2日(土) 9:00~の回上映終了後 10:50頃~

料金:通常の映画料金でご参加いただけます。

 

黄インイク(こういんいく/ Huang Yin-Yu)監督 / プロデューサー

1988年、台湾・台東市生まれ、現在沖縄在住。台湾・政治大学テレビ放送学科卒業、東京造形大学大学院映画専攻修士を取得。大学期間中、『文化研究月報』、『電影欣賞』などの刊行物に映画評論や研究文章を発表し始め、『幼獅文藝』雑誌で映画評論の書き手を担当、台北映画祭の特集文字などにも参加する。2010年ドキュメンタリー作品のデビュー作『五谷王北街から台北へ』を発表、この映画は台湾の出稼ぎタイ人労働者をテーマとした人類学映画であり、杭州アジア青年映画祭、北京インディペンデント映画祭などの映画祭に出品される。2013年に私的なドキュメンタリー『夜の温度』がスイス・ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭国際コンペティションに招待され、ブエノスアイレス国際ドキュメンタリー映画祭国際コンペティション、杭州アジア青年映画祭、台北映画祭最優秀ドキュメンタリー賞にノミネートされる。2013年、河瀬直美がプロデュースを担当した、なら国際映画祭とスイス・ジュネーブ芸術大学の共同映画制作プロジェクト「Grand Voyage:壮大な航海」に参加、奈良県田原村で一ヶ月滞在し、短編ドキュメンタリー『杣人』を制作、2014年なら国際映画祭で上映された。

2015年、映画製作・配給会社「木林電影有限公司」(Moolin Films, Ltd.)を台湾に設立し、翌年沖縄にも事務所を構える。沖縄を拠点に、戦前からの台湾移民や日台間の歴史などをテーマに、シリーズとしてドキュメンタリー映画を制作中。“八重山台湾人”(戦前の沖縄・八重山諸島に移住した台湾移民とその子孫)を題材にした「狂山之海」ドキュメンタリーシリーズを企画、2015年ベルリン国際映画祭主催の若手映画製作者向けプログラム「ベルリナーレ・タレンツ」(Berlinale Talents)のドキュメンタリー企画部門「ドック・ステーション」(Doc Station)に選ばれる。その第一部である『海の彼方』は2016年に完成、台湾・日本で劇場公開し、台北映画祭最優秀ドキュメンタリー賞にノミネートされ、韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭アジアコンペティション、大阪アジアン映画祭、ハワイ国際映画祭などへ選出される。2017年新籐兼人賞「プロデューサー賞」受賞。

2019年、黄が発起人となって「株式会社ムーリンプロダクション」を日本に設立。プロデューサーとしての活躍が認められ、チェコ・Jihlava国際ドキュメンタリー映画祭「Emerging Producers 2020」(新鋭プロデューサー2020)に台湾代表として選ばれる。近年は制作者としてだけでなく、映画を伝える側としても活動を広げており、「石垣島ゆがふ国際映画祭」ではプログラムディレクターも務めている。

2021年、「西表炭坑」を背景にした新作『緑の牢獄』が大阪アジアン映画祭にてプレミア、日本と台湾で劇場公開。企画段階から世界の注目を浴び、スイス・ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭のピッチングセッションで大賞を受賞する本作は、書籍版『緑の牢獄 沖縄西表炭坑に眠る台湾の記憶』も日本と台湾で同時出版される。

 

会場・予約申し込み先

シアター・シエマ 佐賀市松原2-14-16 セントラルプラザ3F

電話 0952-27-5116(9:30~19:00)
メール(ticket@ciema.info)、①氏名、②電話番号、③参加人数をご記入の上、送信してください。

CIEMA

〒840-0831
佐賀県佐賀市松原2-14-16セントラルプラザ3F
電話:0952-27-5116

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