『海よりもまだ深く』

当日上映開始：10：00～　上映時間:117分

『海街diary』『そして父になる』の是枝裕和監督が描く、笑いあり涙ありの感動作。

主人公は、ダメ人生を更新中の中年男、良多。
15年前に文学賞を一度獲ったきりの売れない作家で、今は興信所に勤めているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳している。ある日、たまたま母親・淑子の家に集まった良多と別れた妻・響子、そして11歳の息子の真悟は、台風のため翌朝まで帰れなくなる。その夜に浮き彫りになる、それぞれの「こんなはずじゃなかった」という想い。“元家族”たちが共に過ごした、嵐が去れば終わってしまう切なくも忘れられない一夜とは？

子どもの頃に夢見た未来とちがう今を生きる“元家族”が、私たちに人生の愛し方を教えてくれる。

主人公の多良に扮するのは、大ヒット映画『テルマエ・ロマエ』や人気TVドラマ「下町ロケット」などで絶賛された阿部寛。共演は母親役の樹木希林をはじめ、真木よう子、小林聡美、リリー・フランキーらの顔ぶれがそろう。

『さとにきたらええやん』

当日上映開始：13：00～　上映時間:100分

日雇い労働者の街・釜ヶ崎で38年間続く子どもたちの集い場「こどもの里」に密着したドキュメンタリー。

“さと”と呼ばれるこの場所は、障がいの有無や国籍の違いに関わらず、0歳から20歳くらいまでの子どもが無料で利用することができる。時に悩み、立ち止まりながらも全力で生きる子どもたちと、彼らに全力で向き合う職員や大人たちに密着。子どもも大人も抱える「しんどさ」と関わり向き合いながら、共に立ち向かう姿を追う。釜ヶ崎という街の魅力を捉えたのは、大阪在住の重江良樹監督。

取材開始から足かけ7年で、人情が色濃く残る街の人々の奮闘を描いた。「こどもの里」の取り組みが、これからを歩む私たちに問いかけるものとは？

特定非営利活動法人こどもの里理事長 荘保 共子氏

教会の青年活動の中 で釜ヶ崎の子どもたちと出会う。
1977年に学童保育「こどもの広場」を開設、1980 年「こどもの里」と改称。子どもの遊び場と生活の場を軸に、「こどもの里ファミリーホーム」・「こどもの里自立援助ホーム」、他多くの自主事業に取り組む。現在、一般社団法人日本ファミリーホーム協議会近畿ブロック代表などを務める。

よりみちステーション代表 小林 由枝氏

岡山県出身、武雄市在住。
自分の子育てと同時進行で、子育て支援・家庭教育支援両面からの親育ち・子育ちを支える活動に従事。2012 年「よりみちステーションぼちぼちや」を立上げ、放課後の子どもの居場所づくりを始める。参加費無料・親の申込みなし・すべての子ども・若者を対象とした「ぼちぼちや」「てくてく」「くむくむ」3 か所の居場所を運営。2013 年より佐賀県教育委員。

佐賀県立盲学校教諭 牟田 征二氏

佐賀県立盲学校入学、筑波大学理療科教員養成施設入学、1996年佐賀県立盲学校赴任。
現在、佐賀県立盲学校で理療科教員として、視覚に障害のある生徒に対して、あん摩・マッサージ・指圧、鍼、灸の指導および進路に関する指導を行っている。また、青少年の薬物乱用防止を目的として、中・高校生等を対象に、講演活動を行っている。

社会福祉法人はる理事長 福島 龍三郎氏

横浜国立大学卒業後「横浜市障害者地域活動ホームほどがや希望の家」勤務。
「障害者福祉作業所レインボーハウス」、「福祉作業所ハル」開所に伴い、「NPO法人ライフサポートハル」(のちに「NPO法人ライフサポートはる」に変更)設立、同法人理事長経て平成28年7月に「社会福祉法人はる」設立。現在同法人理事長をはじめ、佐賀市手をつなぐ育成会副会長などを務める。